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vol.3)1月29日(木)基調講演
会期中、ぜひ足を運んでいただきたい注目セッションをご紹介するセッションハイライト。第3弾の今回は、2026年1月29日(木)の午前中に実施される2つの基調講演をご紹介します。
PGAS(Partitioned Global Address Space)言語・並列プログラミング言語の先駆的な研究者であり、UPC(Unified Parallel C)や Titaniumの開発者。NERSC(米国国立エネルギー研究科学計算センター)所長、Lawrence Berkeley国立研究所副所長を歴任。ACMフェロー(2012)、ACM Athena Lecturer Award(2013)、ACM‑IEEE CS Ken Kennedy Award(2015)など、受賞多数。
第一世代のエクサスケール計算機が稼働を開始する一方で、機械学習や大規模データ解析の普及により、HPCへの需要は急速に拡大しています。計算科学の対象も、物理・生命科学を超えて社会科学や人文学へと広がりを見せています。しかし、半導体技術のスケーリング限界や市場の変化、AIによるハードウェア設計への影響により、従来の研究開発手法は大きな転換点を迎えています。本講演では、全米アカデミーズによるポスト・エクサスケール計算の将来に関する報告を踏まえ、AI時代におけるHPCの課題と展望を俯瞰します。
量子コンピューティング分野における第一人者の一人。IBMにおける量子コンピュータ研究開発を長年にわたりリードし、量子コンピュータ用フレームワーク Qiskit の開発者としても知られる。APS(米国物理学会)フェロー(2014年)、IBMフェロー(2018年)、APS George E. Pake Prize(2026年)など、受賞多数。
量子コンピューティングが「量子優位性(Quantum Advantage)」の時代へと進む中で、アルゴリズム開発がこれまで以上に重要となっています。その鍵となるのが、高性能な量子ハードウェアとソフトウェア、そして古典計算資源との緊密な統合です。本講演では、IBMが提唱するQuantum-Centric型スーパーコンピューティングの考え方を軸に、ソフトウェアとアルゴリズムの進展、さらに大規模な耐故障型量子コンピュータ(FTQC)へと至るハードウェアロードマップを紹介し、量子と古典計算が融合する次世代コンピューティングの姿を展望します。